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みな館工房について

鹿児島県薩摩半島の南部、平成4年から南九州市知覧で堆肥づくりをはじめとした土づくりに取り組んでいます。
平成19年に農業生産法人として組織化。自社でゴマ、菜種、椿の生産も行っています。
平成24年には6次産業化の認定も受け、本格的に油づくりを始めました。
油づくりの時には余計なものは一切使っていません。
何も足さない、何も引かない、シンプルでありながら、なおかつ皆様にご安心して召し上がっていただける製品づくりを心掛けています。

菜種油のこだわり

あまり知られていないのですが、鹿児島県はかつて菜種の一大生産地だったそうです。
水稲の裏作としてよく栽培されていたようで、祖父宅に行くと袋に入った菜種が無造作に置かれていたことを思い出します。
かつてのように自分たちで栽培した菜種を搾って油を作ったらどうか、ということから私たちの菜種油づくりが始まりました。
一年に大体5ヘクタールほどの圃場で菜種を栽培して、唐箕をかけたのちに洗浄、色彩選別までかけて優良なものだけを油の原料として使っています。
油の精製は塩を入れたお湯による湯洗いのみだけ。
不純物と水を合わせて沈殿させます。脱臭や脱色をしていないので菜種の本来持つ香りと味を楽しめます。
揚げ物に使ったときの色の綺麗さと香りの華やかさが身上です。